断捨離しよう思った経緯
今の部屋に住み始めて10年近く経つのに、私は実家から持ってきた荷物がそのまま残っていました。引っ越すときに多少の荷物は整理しましたが、気持ちの余裕がなく”とりあえず持ってきた物”も多くありました。
私が今まで片付けられなかったのは、大きく2つ理由があります。
①過去のがんばった自分(過去の栄光)を忘れてしまう気がしていた。
②手放すことで自分は次に進めるけど、それは自分の記憶にある人を置いてきぼりにするようで罪悪感があった。
自分の中での準備が整ったので、断捨離をしようと思いました。
9つの捨てる基準
- モヤッとした気持ちになるもの(嫌な記憶と紐づいていたりするので)
- 使っていないもの
- 期限切れのもの
- 劣化したもの、壊れたもの
- ストックが多すぎるもの(例えば〇個セットになってるけど、そんなに使わなかったりするもの)
- データ化できるもの
- 代用ができるもの、あるから使ってるだけのもの
- 使うことが面倒くさいと感じるもの
- 過去の自分に執着してしまうもの
モチベーション維持にした事
- 断捨離したものをSNSに投稿する
- ミニマリストさんの動画やSNSを見る
- 考える時間を持ち、考えた事をノートに書く
今の自分はどんな事を大切にしたいと思っているか、どんな人になりたいか、どんな部屋にしたいか など。
私の場合
私は物を減らして、何を大切にしたいか?を考えてみた時。
- ブログ、SNSで発信する時間
- 伝えたい事を考える時間
- 自分の幸せを感じ取る時間
- 伝えたい事について勉強する時間とお金
- カフェ代(好きなお店で、店員さんと少しお喋りするのが楽しみ)
- パートナーとの旅行などの非日常
- パートナーと過ごす日常の楽しみ
- 愛犬の健康(そろそろ良い歳なので…)
- 愛犬との時間
- 自分とパートナーの健康
- 綺麗なものを観る時間
- それを表現する時間(写真や絵)
『キレイな部屋にしたい』という漠然とした考えを、色んな言葉に置き換えてみた時。
- 整ってる
- ストレスがない
- 過ごすだけで休まる(回復する)
- 心が落ち着く(ザワザワ、モヤモヤしない)
- 気持ちがいい
- 元気になる
- 笑顔になる(微笑み、穏やかな笑顔)
- 空間(自分の纏うもの)ごと愛せる、慈しめる
- 私が私であれる
断捨離中に気をつけた事・困った事
何でもかんでも写真に残さない
私の場合は、面倒臭がりなので、ひとつひとつのアイテムを写真に撮ってると自分のペースが崩れてしまいます。手間が増えると一度に色んな事を考えて、自分の基準が曖昧になるので大半の物は写真に残さないことにしました。
文字だけだったら気にならないので、SNSには捨てたものリストを書いてみました(モチベーション維持も兼ねて)。
部屋全体の写真も残していません。ズボラなので、どこに個人情報の書類が置いてあるか分からないです。SNS等に掲載しないならば、写真に残す必要もないかなと思いました。
人によっては、断捨離前の部屋を見てモチベーションが維持できる事もあるので有りだと思います。
ストックは買いすぎないように
消費ペースを考えて何でも大容量で買わないようにしたり、ギリギリまで減らしてからストックを購入しました。水などの非常用に居るものは多くても良し、としました。
断捨離する時はiPhoneを仕事モードに設定
通知が入らないようにすると考えることに集中できるので、悩むことが減ります。スマホを目に見えないところへ片付けておくのも良いです。
適度に休む
人が“1日に判断できる物事の数”は決まっているため、頭が疲れてくると余計なものを残してしまったり、必要なものまで捨ててしまいます。
一時的にゴミが溜まるのでストレスを感じる
私は一気に手放したかったので、ある程度ゴミが溜まったら断捨離ストップ→ゴミの日→断捨離の再開を繰り返しました。アロマキャンドルや瞑想、ストレスケアの時間を作るようにすると尚良いです。出掛けて気分転換をする方法もありますが、その時は物を買わないようにしていました。
減った分、何か増やしたくなる気持ち
自分って何もない人間なんだなぁという虚無感がありました。モノ=自分と考えているつもりは無かったのですが、そういう風にとらえていたんだなぁと感じました。
断捨離して良かったこと
HSPな自分の感覚を信じやすくなった
子供の頃や大人になってからも不快感をスルーするように言われたり、神経質と言われていたから自分の持ち物にまで鈍感になろうとしていました。そもそも、自分の持ち物なんだから自分で決めていいんじゃん!と思いました。
自分の感覚を否定されていたから、その感覚を自分も信じられなくなっていました。断捨離を通して、自分の五感を信じても良いんだと再認識できました。
ちょっとした収入になった
使ってない口座や交通ICカードを解約したので、あるけど使えないお金が集まりました。何だかんだ7千円くらい集まりました。自分のお金だけど、ラッキーな気分でした。
フットワークが軽くなった
私が最初にその変化に気づいたのは、買い忘れがあった時に「じゃ、また買いに出よう」とスルッと思えた事でした。
面倒臭がりなので、なるべくまとめて買いに出たいし、帰宅したら買い忘れがあっても出たくないタイプでした。買い忘れた自分にもイライラしていました。
ゴミを捨てる習慣ができた
私の家庭は少しだけ拭いたティッシュをすぐ捨てると、「勿体ない」と母から叱られていました。
そのせいか、私は拭いたティッシュを机に置きっぱなしにしてしまうダメ習慣が、パートナーから何度指摘されても治りませんでした。
断捨離をするようになって、ゴミに気づいたらすぐ捨てられるようになりました。人前でもやってしまう恥ずかしい習慣だったので治って良かったです。
境界線がひとつできた
パートナーと言えど、相手の物の管理に口出しするのは、自分と相手の境界線を超える行為ではないかと思います。しかし、断捨離する前の私はコレをしていました。
自分の物を大幅に捨てる中で、「相手のものだから、もし要らないものなら好きに捨てて下さい」という境界線を作ることが出来ました。
人との境界線というのは日常に沢山こぼれているもので、こういった方面での境界線の作り方も覚えておくと他者と暮らしやすくなるかもしれません。
断捨離を通して気付いたこと
生活に必要なものを買っていて、私には無駄遣いのつもりは無かったです。家計簿を付けていた時も外食費は多いですが、他は特に出費が多いという生活はしていませんでした。
しかし、断捨離してみて「必要だと思っていたけど、不要なものまで必要なものに含めていた」事に気付きました。断捨離する事で、無駄と思っていなかった出費が多く見つかりました。
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