【脳疲労を回復する】デジタルデトックスのやり方

環境づくり
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インターネットによるデメリット

インターネットのメリット「いつでもどこでもコンタクトが取れる」という特性をむしろ、デメリットと感じ始めている人や企業が増えてきている時代になりました。人それぞれによって大切にしているものが違い、ライフスタイルが多様化したことで、デジタルとの付き合い方に対する自分と他者との考え方の違いが、分かりやすく浮き彫りとなっています。

私も今まで働いてきた会社の中で、業務時間外に仕事の依頼をされることがある会社もあれば、そういった連絡は控える会社のどちらもがありました。会社全体としては気をつけている所でも、人によっては気にせず時間外に連絡をしてくる人もいました。

私の時間に対しての優先順位としては、自分と家族を最優先にしたいというものがあります。時間外に仕事の連絡が舞い込むと「ゆっくり休むためのプライベートな時間を奪われた」と私は感じていました。

決まった仕事の時間内であれば、家族よりは仕事を優先しています(今のところ子供は居ませんし、家族の病気や怪我などは別として)。しかし、時間外に連絡してくる特定の人に対して、止めるようにお願いするのは言いづらいなとも感じていました…。

デジタルデトックスをするメリット

  • 脳への情報量が減り、心が休まる
  • 思考が内側に向くことで創造力が高まる

ここでいう「情報」というのは、報道などのニュースだけを示しているのではなく、ゲームやSNSなどの「電子媒体からの刺激全般」として考えてください。たくさんの情報に自分を連れてかれるのではなく、自分で選び取って付いていくことが大切です。

2つの依存パターン

つながり依存

プライベートや仕事でインターネットを使用する世代では、誰かと頻繁に連絡を取っていたい人が増えたのではないかと思います。そういう人は”つながり依存”に陥っていて、理由としては「時間感覚の無さ」というのがあるのではないでしょうか?

時間には、①「機械時計が刻む時間」②その人の「いのちの時間」③「生態系としての時間」の3つがあります。
他者と連絡する(つながる)時間というのは「いのちの時間」です。自分と他者の「いのちの時間」という感覚がないと、他者の時間を奪うことが当たり前になり、自分とまわりの人の時間を浪費させてしまいます。

では頻繁に連絡を取らなかったとして、デジタル依存をしていないかというと、そうではない人もいると思います。

刺激による中毒

SNSなどは誰かと連絡を取る以外にも、情報収集を目的として使用することは多いですよね。しかし、情報収集・情報発信を目的として使用することから始まり、気づいたら無目的で使用する時間が増え、依存状態になってしまうことは多くの方が経験あるのではないでしょうか?

デジタル媒体・アプリは、人に時間を使わせるために総力を注いで作られてきたものでもあります。面白い情報が見つかる”かもしれない”という期待感が続くことによって、見つからない事が増えてからも依存し続けてしまいます。
これでは、他者のいのちの時間は意識していても、自分の「いのちの時間」を忘れてしまっています。

デジタルデトックスの手順とコツ

デジタル利用の三原則

  • あればあるほどコストがかかる
  • 最適化が成功のポイント
  • 主体的、自覚的であることが充実感につながる

1.情報源を洗い出す

テレビ、Kindle、スマホ、PCなど、媒体ごとに1日の使用時間、使用目的を視覚化します(メモに残す)。

2.「ながら見」している時間を減らし、アナログの行動を増やす

片手間にスマホを触れないような瞑想、登山、水泳、岩盤浴、散歩、日記、読書などが良いです。自分にとって楽しくて、やりがいのある活動を新しく探したり、再発見してみましょう。”スマホを常に携帯しておかなくては”という考えに対し、必要のない時がないかを改めて考えてみてください。

3.スマホやPCに使用時間の制限をかける

スクリーンタイムを設定して、スマホを使用できる時間帯を制限しておきます。私は、寝る前~朝までは使用できないようにしています。お店の営業時間を設けるような感覚で、人とつながる時間にも営業時間を設けてみましょう。

4.情報ツールの断捨離

情報収集のためのツールは、知らず知らずのうちに増えてしまっているので定期的に見直してみると良いでしょう。
日常的に読むブログを減らす、youtubeの登録チャンネルを減らす、フォローを整理する、メルマガの退会、アプリを削除するなど。

・しばらく(1年以上)使っていない、見ていないもの
・今の自分には役に経たないもの(その時には必要だったとしても)
・触れているとネガティブな感情が湧いてくるもの
・最近使っていないネットショップのメルマガを停止や退会

再度利用し始めるときの基準
・自分にとって大切な事柄を後押ししてくれるものか?
・それを利用することが最善の方法であるか?
・いつ、どのように利用するかを主体的に決められるものであるか?

5.連絡手段の断捨離

情報ツールを減らすことより難しいのは、連絡ツールを制限することです。連絡手段を制限するのは、なかなか踏み切れない方も多いと思うので、まずはアプリの通知を受け取る時間を制限してみることから始めてみてください。

【私の場合】業務時間外の連絡を減らした方法
iPhoneを使用していたので、おやすみモードを設定して22時~朝までは連絡が入っても通知が来ないようにしていました。
職場の人へは、普段の会話で「最近眠りが浅いので、夜は通知が入らないようにしている」と伝えておきました。改善が見込めない時は、一人で悩まず他の人へ相談してみることもありました。
自分以外にも同じことで困っている人はどこかには居ますし、相談相手が長く働いている人であれば相手の性格に合わせた良い対処法を知っていることもあります。

HSPは影響を受ける対象を選ぶことが大切

デジタル媒体との付き合い方を見直すことで、間接的に自分を見直し、人との付き合い方を見直すことができるかもしれません。私は、可能な範囲で「楽しい時間を共有できる人」と「必要な分だけ」連絡を取るようにしました。言い換えれば「自分のペースを乱されることがない心地よさ」です。

参考文献
amazonlデジタルデトックスのすすめ 「つながり疲れ」を感じたら読む本
amazonl情報断食 空っぽになるほどうまくいく生き方 (きずな出版)
amazonlデジタル・ミニマリスト 本当に大切なことに集中する

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