映画『スパイダーマン スパイダーバース』

自分づくり

あらすじ

男子高校生のマイルスは、全寮制の進学校へ転校する事となった。
友人たちと離れる事に渋るマイルスだったが、そんな彼に警察官でもある父・ジェファーソンは「叔父(ジェファーソンの弟)のようになりたくなければ、耐えなさい」と伝える。
しかし、マイルスにとって叔父は尊敬の対象であった。

学校に馴染めないマイルスは、寮を抜け出しては叔父・アーロンへ会いに行っていた。
学校生活の悩みを相談すると、彼はマイルスを励ますために鉄道の高架下へ連れて行ってくれる。
2人はそこでグラフィティアートの練習をしていたが、マイルスは蜘蛛に噛みつかれてしまう。

翌日、自分の身体の異変に気づいたマイルス。
原因を確かめるべく、高架下の蜘蛛を探しに来るがそこで、スパイダーマンことピーター・パーカーが怪物と戦っているのを目撃する。

字幕版
吹替版

知っておくといいポイント

  • “マルチバース(パラレルワールド)“という考えが存在する。スパイダーマンの作品は、実写映画やアニメ映画を通して複数あります。主人公の配役が違うのは、マルチバースという設定があるため。
  • どのスパイダーマンも“蜘蛛に噛まれて特殊な力を得る“事は共通するが、持っている能力は少しずつ違う。
  • 他のスパイダーマン作品については、観ていなくても映画の内容は理解できるので問題ない。

スパイダーマンの分類は下記のようになっており、それぞれがマルチバース(パラレルワールド)として存在しています。

初代シリーズ:【ピーター・パーカー役】トビー・マグワイア
スパイダーマン1
スパイダーマン2
スパイダーマン3

アメイジングシリーズ:【ピーター・パーカー役】アンドリュー・ガーフィールド
アメイジングスパイダーマン1
アメイジングスパイダーマン2

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)シリーズ:【ピーター・パーカー役】トム・ホランド
シビル・ウォー キャプテン・アメリカ
スパイダーマン ホームカミング
アベンジャーズ インフィニティ・ウォー
アベンジャーズ エンドゲー
スパイダーマン ファー・フロム・ホーム
スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム

アニメシリーズ ※リメイク作品数が多い為、ディズニー+で観れるものだけ紹介します。
『スパイダーマン &アメイジング・フレンズ(1981)』
『スパイダーマン アンリミテッド(1999)』
『アルティメットスパイダーマン(2012〜2016)』
『スパイダーマン ショーツ(2017)』
『スパイダーマン(2017〜2020)』
映画『スパイダーマン スパイダーバース(2018)←今回観た作品

感想

元々、スパイダーマンシリーズが好きで、実写版の初代シリーズから観ていました。

スパイダーマンの悪役は、もとは良い人・普通の人たちで、主人公も尊敬し慕っています。
そんな人たちが望まない形で悪へと変わってしまい、スパイダーマンに倒されるという形で救われるストーリーが多いです。
悪役をハッキリとした悪とは描かず、勧善懲悪かんぜんちょうあく(意味:善を勧め、悪を懲らしめる)でない世界がテーマです。

ただのヒーロー 対 悪役ではない、そういった切なくなる設定や物語が好きです。
スパイダーマンに倒される事で、本当の意味では救われることはないです。
だけど、どこか悪の心に区切りが付くようなストーリーを盛り込んであるのが良い。

観る前はアニメ映画という事で、実写映画と比べてあまり面白くないのでは?と不安に思っていました。
ですが、アニメだから出来るコミカルさが良かった!

実写版スパイダーマンにひけを取らないアクションの迫力がありつつ、実写では難しいアニメならではの見せ方が面白かったです。

悪役となった人たちが、なぜ悪となってしまったのか…その点は、キャラクターが多い為かなり手短に描かれていました。
ですが、観る人が感情移入できるよう、必要な事はきちんと盛り込んであり作品の良さは損なっていません。

スパイダーバースの続編が、2022年公開予定なのでとっても楽しみになりました!

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