映画『オッドタクシー イン・ザ・ウッズ』

自分づくり

あらすじ

アニメ『オッドタクシー』の続編を描いた映画です。こちらのアニメは漫画原作ではなく、アニメ原作となっている最近では珍しい作品。
“オッド=奇妙な、おかしな、変な“という意味があります。

まずアニメについてですが、不思議な雰囲気のある世界観で物語が進んでいきます。
動物だけしかいない世界で、主人公の小戸川(おどかわ)はセイウチです。病院の先生はゴリラ・看護師はアルパカ・友人はシロテナガザルなど。

小戸川は天涯孤独の身で、あまり人と関らずひっそりとタクシー運転手をしています。
ある事件の容疑者をお客として乗せた事から、小戸川は誰が犯人なのか分からない事件に巻き込まれていきます。
アニメ『オッドタクシー』

映画ではアニメで起こった出来事や事件の振り返りと、それぞれのキャラクターの心情をメインに描かれています。
クライマックス30分ほどに、新しいカットと続編が追加された構成です。
映画『オッドタクシー イン・ザ・ウッズ』

見ておく・知っておくといいポイント

  • アニメを見ておく。映画だけでは、出来事の全容が掴みにくいです。
  • YouTubeのオーディオドラマを見ておく。盗聴器で拾ったキャラクターたちの会話が流出した、という程のオーディオドラマです。アニメには描かれていなかった場面や映画に繋がっていくものがあります。
  • 映画はエンドロールまで見る。物語の顛末が描かれています。
【#オッドタクシー​】オーディオドラマ第1.3話「幸せのボールペン」

感想

出来事がアニメ軸とオーディオドラマ軸の2つの視点で描かれており、さまざまなキャラクターが複雑に絡みあっているため、映画ではまとまりが分かる様に丁寧に描かれています。

ただ、キャラクターへのインタビュー場面がとても長いかったです。全体が2時間少々うち、1時間半ほどが事件の振り返りを描いています。流石に少し長いかな、と感じました。
アニメはゆるっとしたテンポながらも、1話ごとが短く、不思議な世界観に惹かれて気になりませんでした。

アニメでは事件の顛末が描かれないまま、ミステリーのようなエンディングを迎えています。
物語の顛末が描かれているというスッキリ感はあったのですが、いっそアニメとオーディオドラマだけで終わっても、それはそれで良かった気もします(アガサ・クリスティのミステリー小説みたいに)。

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