あらすじ
富も権力も手に入れた男ウィリアム・パリッシュ(通称ビル)にも、ついに死神が迎えに来る時がきた。
ある朝、体調不良を感じるビルに、どこからか「そうだ」という幻聴が聴こえる。
その声は自分が育てた会社の合併の話について、GOサインの意味だと感じたビルは契約書へサインをする。
仕事は順調な一方で、ビルには心配事があった。
ビルの末娘・スーザンは、自身の右腕として働くドリューと交際をしていた。
しかし、スーザンのドリューへの情熱を感じられないビルは、父親としてとても心配していた。
その晩、ビルが家族と食事をしていた時、また幻聴が聴こえてきた。
死神が家の前まで来ているという。家政婦に来客の確認をさせると、男が一人来ていた。
感想
クライマックスで、スーザンとジョーが抱き合うシーンが好きです。
遠くへ行こうとするジョーが、スーザンのまぶたにはどんな風に映っていたのか、想像を掻き立てられます。
“死神“や“死“という概念をテーマとした映画で、それを物語としてまとめたり表現したりするのはとても難しいことだと思います。
ただ、ストーリーの好みで言うと、私としては普通かなと感じました。丁寧に描かれている分、テンポがゆっくりな印象。
役者さんの演技力を楽しむタイプの映画なのかな?と感じました。
『明日なき抱擁』のリメイク版だそうでして、こちらの作品も観てみたいです。