映画『グリーンブック』

自分づくり

あらすじ

実話を元にした映画。『最強のふたり』という映画にも近しい印象でした(こちらも同じく実話を元にしている)。

ナイトクラブに勤めていたイタリア系の男トニーは、クラブの改修工事に伴い短期の仕事を探していた。とあるツテで紹介された仕事は“医者の運転手“。
しかし、面接へ行ってみると募集していたのは、天才黒人ピアニスト“ドクター・シャーリーの運転手“だと言う。
黒人への偏見があるトニーは、報酬次第だとドクターの提示した金額以上を要求した。

無事に採用されたトニーは、コンサートツアーの運転手として2ヶ月の旅に出る。
しかし、その行き先は黒人差別の強い南部だった。

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吹替版
字幕版

感想

冒頭のシーンで、トニーが黒人修理業者が使用したカップを捨てているのは衝撃的でした。
『最強のふたり』では、“貧困層と富裕層“という違いに焦点が当てられていたので、人種の違いについてはあまり描かれていませんでした。2つの映画の大きな違いは、そこかな?と感じました。

中盤のシーン、2人が車内でフライドチキンを食べるシーンが好きです。
運転しながら豪快に食べるトニーと、手で食べる事に抵抗があるドクター。
ドクターが骨はどうするのか?と聞けば、“これがマナーだ“と外へ投げ捨てるところがトニーらしい。
トニーが骨のついでにカップまで投げ捨てれば、“それは違う“と車を止めてゴミを拾わせるのはドクターらしい。
2人の“らしさ“が描かれている、このシーンがとても面白かったです。
私もチキンを片手に、この映画を見たい!

映画全体を通してトニーの心象が少し伝わりづらい印象もありましたが、不器用なキャラクターなのであえてそうしているのかもしれません。

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